1954年(昭和29年)に鉄道弘済会から発行された車窓展望・交通地図です。 戦後国内もようやく落ち着いてきて旅行が盛んになってくるといろいろな旅行アイテムが登場してきますが、これはいま見てもとても旅情を掻き立てられる交通地図です。1952年に日本航空が国内線を自主運行を始めたばかりで、当時は国内の移動は鉄道が中心の時代でした。ですから鉄道路線網が最も発達していた時代とも言えます。今はもうなくなってしまった路線や駅を見ていると、日本の交通の70年の変化を感じます。 車窓の景色もいいですね、でも実際には見えない想像の景色もあるのですが。 秋田の八郎潟もまだ立派な湖です。千葉の東金から出ていた軽便鉄道の九十九里鉄道や草津と軽井沢を結んでいた草軽鉄道も健在で、鉄道好きにもたまらない交通地図です。 サイズ タテ　260ミリ ヨコ 164ミリ 古いものなので、ヤケ、シミなどありますが、全体的に状態は良好です。 宜しくお願い致します。