2024.3.11 GA!FAから、 前作の National Flags（国旗）がプリントされた布をメディウムに、国家溶解の様相を呈した極彩色のストールの続編。 今回わ、 倍量の生地を使い、縫い上げた後に、 赤・黄・青の染料で、「黒」くオーバー・ダイを施した1枚。 同じく染め上げた 「国家とひと」Tシャツとのセットです↑ 先ずわ、ご覧じませ。 サイズ： ストール　縦2m 横幅10cm Tシャツ　L 肩50cm袖丈21cm身幅52cm着丈68cm 素材：綿100％ 生地を縦に割きミシンで仮縫いした後、 極彩色の刺繍糸で縫い上げる 生まれた湾曲と生地の畝り 糸ダレのフリンジわ怪しく その上から何度も染め重ねることで、 国旗の色も刺繍糸も黒く消失。 まるで地球を剥いてできた一本の皮のよう。 全てが混ざり合った奥深い複雑な色味。 「宵闇 YOI-YAMI」と名付けました。 水が透明になるまでシバいてマスが 色止めわしておりマセん 使用し、洗濯する度に色が抜けて 一体どんな姿を表すかしらん。 もはや呪物の様な圧倒的な存在感です。 BIEK VERSTAPPENやby walid、undercoverのScab好きの方イカがで賞か。 3.11から13年も経ちますか。 イーノが『リフレクション』を発表した際に「今が一番悪い時だ」と云った事を思い出す 「特に何もねぇ時代に生まれ育ったそのワケはなんだ？」とラップした5Lackを思い出す 死とは星に行くための、天空の旅行手段と云った絵描きを思い出す あの海と、家の土台だけが残された場所を思い出す この先わ行けない。通行禁止になった道路を思い出す 仙台のフラッと入ったクラブで、そこの皆と仲良くなり一緒に献杯した事を思い出す 故人を忘れる事とは、故人にとって2度目の死だと云ふ言葉を思い出す。 今朝、近所の学校に日の丸が掲揚されており、 小学生が旗振りおばさんに不思議そうにワケを尋ねておりました。 モニュメント、メモリアルと云ふ言葉の語源わ 共に、それを忘れるな、と云ふ警告だそうです。 思い出が、僕らを一種の動物であることから救う。記憶する事だけではいけない、思い出さなくてはいけないと云ふ 思い出す時、 そこに思い出すものと 思い出されたものの魂の実在がある。 生者の義務がある。