名品、紅星牌が安価に不自由なく買えるのであれば問題ありませんが現実はそうは行きません。 ここ数年の中国商品の高騰により、書道の紙も入手が難しくなりつつあるようです。 そうしたことはつゆ知らず、私の家の倉庫に眠っていた2006年製の書道の紙、翔馬牌の重単宣です。 通常の単宣よりも少し厚めに梳いてあるせいか墨色もよく出ますし、かと言ってニ層、三層ほどの厚みはないことから流れの良い行書、草書作品などにも使えます。ある意味とても使いやすいもので、重単宣は私的にはイチオシです。 もちろん紅星牌の重単宣とは違いますが、現実的に考えるならば、こうした新しいものを寝かしておくというのも必要だと思い、随分昔に仕入れておきました。さすがにこんなに高騰するようになるとは当時思ってもみませんでした。 早いもので、あれから20年近く経っているということになります。 私の分も確保したいので、とりあえず3反お分けいたします。 たくさんお書きになる書道家にとっては紙がないことは死活問題、同じ銘柄の単宣に比べると少し割高にはなりますが、必要な方にとっては朗報と思います。先日業者と話しましたら、私が購入した後は一反が当時の２倍の3万円前後に跳ね上がったと聞きました。 これでは書道人口が満足に活動できるのか、本当に大きな問題になっています。 今は翔馬牌自体が日本には輸入されてないことを聞いています。実情はわかりませんが、もうこの値段では入手できないと思います。 くれぐれも紅星牌と同じものではないということはご承知おき、ご検討ください。 私の場合はそれは承知してましたので、墨を調整することで使い分けています。 海外発送不可。