何重にも重ねられた豪華な金の蒔絵細工が美しい輪島塗師　吉田広美による棗『菊水』です。内部と外側裏は本梨地仕上げ、また、１部螺鈿の細工も施され、黒漆と金の対比が非常に綺麗です。 実家茶道教室にてハレの茶会で使用していたお品で、上代51万7千円の価値は十分にございます。 写真撮影の際に光が入り込んだ為、白や青の光など色々と写り込んでいますが、漆黒です。 使用に伴う黒漆のスレが特に下側に若干見受けられますが、勝手付け側（左下）の為、目立ちにくいかと思います。気にされる場合は、購入をお控え下さいませ。 尚、最後の写真にあるように、蓋上１部の金蒔絵（1mm弱四方）が黒くなっている箇所がございます。 金や螺鈿が取れたのか？（100年物ではないので考えにくいですが...）意匠としてそうしているのか？詳細は分かりません。携帯写真でズームして判るレベルでした。 こちらを含めて、ご理解ご納得頂ける方とのご縁をお待ち致します。 急に出品を取りやめる場合もございますので、その際にはご容赦くださいませ。