■製品の特長
豊富なバリエーションを持つMマウントレンズを、Xマウント採用のカメラボディに装着するためのマウントアダプター。
各部位にX-Pro1やXFレンズのXマウントと同じ金属素材を採用し、高い精度での取り付けを実現しております。
また、カメラボディ側への通信機能を持つ電子式の接点とファンクションボタンを搭載しており、マウントアダプター使用時に必要な各種の設定・機能(レンズなしレリーズ、焦点距離設定、画像の各種補正など)を、スムーズに行うことができます。(*1)
なお、光学ファインダー使用時に表示されるブライトフレームも設定した焦点距離に連動して変化し、快適な撮影を実現しております。(*2)

*1:ファームウエアのユーザーアップデートが必要になります。
対応ファームウエアは、6月上旬に公開予定です。
*2:一部の焦点距離のレンズでは、フレーム枠が表示されないことがあります。

■快適な撮影をサポートする信号接点と新ファンクションボタン
・マウントアダプターに搭載された信号接点をカメラボディ側が認識すると、自動でレンズなしレリーズモードがONとなります。
MENU画面からの設定をすることなく、スムーズに撮影へと移行できます。
・ファンクションボタンを押すと、マウントアダプター設定のモードを瞬時に呼び出すことが出来ます。使用するレンズの設定・登録時やレンズ交換をする際など、快適な操作をサポートします。

■高精度設計
Mマウント対応レンズの規格フランジバック長27.8mm(*3)を高精度に、そして高い平面性を保つよう工夫されています。
また、各部位に最適な素材を用いた三層のパーツ構造を採用しております。Mマウント対応レンズを取り付ける面ではXマウントカメラボディに使用されるステンレス製のパーツを、カメラボディと接する面では、XFレンズと同様のアルミ製のパーツを採用しております。
中間の部分にはアルミを採用し、オール金属素材による高耐久性・高剛性を確保しました。

*3:マウント面からセンサーまでの距離
■往年のレンズの魅力を引き出す各種画質補正と焦点距離設定
最大6パターンまで登録可能なマウンドアダプター設定
カメラ本体にあらかじめ登録されている4種類の焦点距離(21mm、24mm、28mm、35mm)と、任意で2種類の焦点距離を設定可能です。
6種類それぞれに、3つの画質補正(歪曲収差補正・周辺光量補正・色シェーディング補正)の値を設定できます。

きめ細やかな3種類の画質補正
レンズの個性に合わせ、「歪曲収差」「周辺光量」「色シェーディング」をきめ細かく補正することができます。(*4)
レンズの光学的な特性を補正できるだけでなく、逆にレンズの個性を強調した条件に設定することで、独特な描写や味わいを楽しむことも可能です。

*4:これらの画質補正は撮影済み画像にのみ反映されます。撮影前の背面モニターやEVFに表示されているライブ映像には反映されませんので、補正値の決定においてはあらかじめテスト撮影を実施し、撮影済み画像を確認しながら最適値を選定、登録してください。

歪曲収差補正
画面周辺部が歪む「歪曲収差」を補正します。広角系レンズで発生しやすい「タル型」や望遠系レンズで発生しやすい「糸巻き型」の収差を補正します。
「タル型」・「糸巻き型」それぞれで「強」「中」「弱」の3段階と「OFF」を選択することができます。
周辺光量補正
画像の周辺部分、特に画像の四隅が中心より暗く写ってしまう「周辺光量落ち」を補正します。
逆に周辺部を暗くすることで画像中央部にある被写体をより際立たせるなど、独特の描写や味わいを楽しむこともできます。
-5～+5までと、0(ゼロ)の計11段階より選択できます。

色シェーディング補正
画像中央部と画像周辺部の色の違いや流れが発生する「色シェーディング」を補正します。
画像の四隅の色合いをそれぞれ独立して補正することができます。
●レッド/シアン・・・グリーンを基準として、‐9～+9の範囲でレッドとシアンの縁取りを補正します。
●ブルー/イエロー・・・グリーンを基準として、-9～+9の範囲でブルーとイエローの縁取りを補正します。

■レンズの装着可否を確認するチェックゲージ
お手持ちのMマウント対応レンズが装着可能かを確認する樹脂製のチェックゲージを同梱。
※チェックゲージで確認して問題のないレンズでも、万が一装着できない場合がございます。