このハンダの特筆すべきポイントは、多岐に及びます。最初の予想より遙かに使いどころが多かったというわけです。まず、オーディオ分野では、たとえばビートルズのCome togetherなんかいかがでしょう！？これは、ポールのヘフナーベースとフェンダーベースマン50というアンプのマッチングが如何に素晴らしいかを存分に聴かせてくれる結果となります。コンプ感がほどよくあり、個体としてのベースの存在感が増します。そして音像がビシッと締まります。JAZZもよかったですねぇ〜！シンバルの微妙なニュアンスもアタック感も音程感も実に克明に描き出します。これはちょっとした魔法のハンダかもしれません。全体の照明感というか輝度が明らかにブライトで一つ一つの音が鮮明に聞こえてきます。ピアノも大変腰が有り存在感があります。そして何よりも細かい音の表現力に長けております。なかなかのものですよ、このハンダ。

そして、真骨頂は、ストラトキャスターの内部配線材として、このハンダを一カ所でも使ってみてください。前に飛び出してくる感覚。周波数帯域は、あきらかにギターに向くMidにありまして、倍音もとてもすばらしいものがあります。お手持ちのストラトが、少なからずプリCBSのあのヴィンテージ方向にシフトする感覚です。すごい前に出てくるのに、枯れているという訳です。クリアですよ〜〜、これは。

エフェクト製作にもいけそうですね。あとは、テレキャスとフェンダー系のベースにも良い効果があります。けっしてマッチョな方向ではありませんが、本質を浮かび上がらせる表現力を持ちます。 ありそうでない・・・それがこのハンダの凄いところなのです。

分量が少ないのでお早めにどうぞ。