（2022年 11月 27日 2時 25分 追加）
キャノンを個人的に使っていたので、キャノンLレンズは。5本もっています。総合システムはF1を3台に主要レンズ20本以上を20年以上かけて集めました。キャノンLレンズというのはコントラストを高めるコーティングが描写では特徴でメリハリの強さと引き換えに諧調がハイコントラストに引っ張られるのですが、コシナが自信満々で発売したこのレンズは、コントラストのピークはキャノンLと同等で、中間的な諧調の穏やかさが特徴です。個体に特有の癖を見出すよりも、ハイコントラストレンズ特有の力強さを希釈して、穏やかな印象を与えながら、色合いが強く描写されるのが私の印象です。コシナのカラースコパーだと、コントラストが強くても中間諧調が飛んでドイツレンズみたいな色になります。それから、L39仕様は、フィルムカメラだけを念頭にした古い製品で、コシナMマウントは調査してよほど古い年代以外はデジタル向けの製品仕様を踏まえています。私は主要な撮影がフィルもカメラなので、この品々が最適だと選択しましたが、マウントアダプターなどを使ってデジタルで楽しむなら、優秀な描写を完全に引き出せるとは限りません。フィルムに執念を燃やす、私と同じような人に落札してもらうのが一番だと思います。

（2022年 11月 30日 18時 39分 追加）