言わずと知れた昭和期の名人平良昌則作の與那城型三線。棹重量570g。太棹。鷲の爪をイメージして形造ったと云われる凛々しく力強い鳩胸の形状は、多くの愛弦家たちを虜にし歓喜させたのです。今回の作はウジラミ材特有の模様がくっきりと入った珍材で、天裏や乳袋側面の他、芯部にも確認できることから、既に製材の段階でどんな模様になるかの計算〜完成までのイメージを行っていたことが分かります。芯は縦型。平良氏の生れはヤンバル芭蕉の郷である大宜味村。優雅で大胆で、それでいてどこかデリケートな丁寧さの三線を作り続けた作品の背景には、ヤンバルの大自然の中育まれた緑と西海岸の美しい海風が見えてくるように感じられてなりません。年代の割に棹は大きな狂いや捻りもなく、概ね正常な状態を保ってきている棹でございます。年数経過の使用による古傷や塗りのくすみなどございます。両面本皮張り七分張り。使用感は目立ちますがまだまだ長く使えます。中音域の柔らかい音色をお楽しみください。沖縄から送料込みゆうパック発送でお届けします。古いハードケース付属。ご存知の方も多いと思いますが、近年入荷困難の人気作家様の作品でございます。お値段設定も市場平均価格よりも押さえての御案内となります。お探しの方は是非ご検討ください。お取引の最後まで、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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（2024年 3月 28日 16時 42分 追加）
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