LUXMAN L-570X's
ラックスマン 純A級プリメインアンプの傑作
【スピーカーターミナル交換・メンテナンス済／美品】

「LUXMAN L-570X's」今さら申し上げるまでもなく、ラックスの誇る高級プリメインアンプです。

LUXMAN L-570三代目の最終型でL-570の技術を更に練り上げて完成した純A級プリメインアンプです。
発売から30年近くになりますが、評価と人気はまったく衰える事がありません。

今でも、まるで現役のプリメインアンプのような錯覚さえ覚えます。
何がこのアンプをそこまで超人気者にしたのでしょう？
まずはその美しいデザインだと思います。

デザインは多分に主観的なものですがこのアンプのデザインは、
ラックスファンにはたまらない、1つの頂点とも言えるものです。
美しいシャンパンゴールドのパネルに大胆に配置された四角いプッシュボタンと丸いツマミ。
何の変哲もない四角と丸がここまでステイタスを主張すると言うのは凄いと思います。

音の点ではまず、純A級動作50W＋50Wのパワーアンプであり、
ゆとりのある純A級ならではの自然にしてエネルギッシュ、
そして高品位なサウンドは聴く人を次元の違う音の世界に誘います。

そして、それを支えるのが強力な電源部です。
本機の重量は30kgありますが電源トランスが非常に大きくて重いのです。
とにかく強力な電源部あってこその純A級なのです。
この電源部によりローインピーダンスドライブ能力が向上しており、
2Ω負荷時に200W＋200Wと理論値通りの負荷駆動能力を獲得しています。

次に驚くのが音への徹底的なこだわりです。
本機のボリュームをご覧になられると大抵の方が驚かれ、感心されるかと思います。

ボリュームで音が変わると言う事は今では常識ですが.....
安価なボリュームでしたら、秋葉原で500円くらいで購入できます、
少し高級そうなものになると、ここに触感だけのクリックを付けたものがあり、
その上のグレードはディテントボリューム、アッテネーターとなるのですが、
ラックスが L-570X'sで用いたのは、アルチメイト・アッテネーターです。

これはスライドロータリースイッチをベースに、ガラスエポキシ金メッキ基板に非磁性体抵抗を
一個一個マウントし、ダイキャスト押し出し材によるシールドケースなどで構成した
32接点ロータリースイッチ型のアッテネーターです。

内部は「シンプル・イズ・ベスト」の思想で貫かれ、入力から出力まで一切の妥協がありません。
たとえれば、スピーカー出力によくあるA・Bの切換も接点による音質劣化を嫌って削除しており。
さらにヘッドホン端子もありません。入力の切換もリレーを使用しています。

本機で特筆すべきはアナログ入力に対する拘りで、
MCカートリッジ用アンプとMMカートリッジ用アンプをそれぞれ専用化して独立して搭載しています。

普通ですとRIAA部を共通にしてMC用は直前に増幅段(ヘッドアンプ)を置きます。
それを別々にしたというのは実に素晴らしい事です。
MC用アンプはスーパー・ローノイズ・ハイゲインFETをパラレル使用し、
さらに電源部は定電流と定電圧を組合わせたローノイズ基準電圧電源を採用する事により、
低インピーダンス出力による極めてローノイズな電源を実現しています。

またイコライザーアンプもA級動作としており、高品位なアナログディスク再生を可能にしています。
とにかく徹底的に拘った、LUXMAN プリメインアンプの傑作です。


内部の状態も良好で、メンテナンス時に今後の使用を見据え、
各接点部のクリーニングや基板の清掃、各ソースによるランニングテストを行いました。

最後の詰めのパフォーマンスを搾り出す為に、内部ヒューズを無メッキ仕様に交換。
更に、スピーカー端子「ターミナル・ポスト」を交換しましたので
信号のつながりも良く音質向上しております。

極太線からワイラグ、バナナ端子まで対応しておりますので、お好みのケーブルでお愉しみ頂けます。

スタッフの一言...
出力が50W＋50Wという事で「少ないのではないか....」と心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、
そんな事はありません、よほど低能率なスピーカーでない限り、夜間に5W程を入れた際には、
マンションやアパートでは苦情が出るほどです。

お客様の中には「スピーカーは100Wなんだけれどアンプが50Wでは不足で大きな音が出ないのでは....」
という方もいらっしゃいますがこれは完全な勘違いです。

スピーカーの何Wというのは耐入力であり「このパワーまでなら耐えられます」という限界を示しています。

一方アンプ側は「このパワーまでなら何とか出せます」という限界です。
普通のお部屋で普通に音楽を聞くなら5W程でかなりの音量であり、
ピークを考えても10W出せるアンプと10W入るスピーカーがあれば大丈夫です。

ですので、50W＋50Wのパワーがあれば、ほとんどのスピーカーでパワー不足にはなりません。
(ごく一部の輸入品などに例外はあります)

また純A級で電源が強力ですので真空管アンプと同様に、スペック以上の出力が出るように思います。
(歪みが分かりにくいという意味です)

滑らかな中にも独特の美しい艶がある素晴らしい音色で、
入力と出力を良質の部品と最短距離で結ぶという思想が見事に結実しています。

　♪L-570X'sならではの 美しく艶のあるサウンドで お好きな音楽をお愉しみになって下さい♪

最後に、このアンプは熱を出しますので、ラックや棚の中などへ閉じ込めないようにして下さい。
アンプの上にCDプレーヤーを置くなどというのは厳禁です。
アンプの寿命を短くしますのでご注意下さい。

ランニングテストを兼ねて、システムエハンサーにて可能な時間エージング致します。
エハンサーはあらゆる周波数の音を出してくれますのでバランス良く全体補正してくれます。



本機の状態ですが、天板に画像の様な擦り傷がございます。
その他、全体的な外観や内部、動作共にとても良好ですので、
年代を考えますと当社では美品と判断いたしました。

使用に伴う若干の小傷などお気になさる方や、新品同様品をお探しの方のご入札はお控え下さい。
当社にて内部メンテナンスと、クリーニング、動作チェック、エージングをいたしました。
中古製品でございますので、ご理解の上ご入札願います。


LUXMAN L-570X's　インテグレーテッド・アンプ

実効出力　：50W＋50W(8Ω、A級動作)
全高調波歪率　：0.01％以下(8Ω、定格出力、direct on)
フォノ入力感度／インピーダンス　：MM 2.5mV/50kΩ
　　　　　　　　　　　　　　　　：MC 0.1mV/100Ω

本体寸法　：幅 438mm　高さ 176mm　奥行 467mm
本体重量　：30kg
本体定価　：380,000円(1992年頃発売)

付属品　：取扱説明書
　　　　：XLR保護キャップ
　　　　：ショートピン 4個（REC OUT、SIGNAL PROCESSOR には使用しないでください。）

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