英HMVラッパ型蓄音機　モデル32 1台の出品です。

演奏動画はこちらです。ジーリが歌う「誰も寝てはならぬ」の歴史的名唱です。

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https://youtu.be/BXTChCpVXcQ

モデル32は、1927年製、HMVのラッパ型蓄音機の最終モデルで、４丁ゼンマイ、サウンドボックスはマイカのNo.4、速度調整用のメーターの付いた高級仕様のモデルです。

生産台数も非常に少なく、おそらく日本に数台しかないのではないでしょうか。

サウンドボックスはNo.4、アームはキャビネット上面に直接取り付けられており、内部のパイプを通して黒塗りの大型金属ホーン（直径60cm長さ70cm）に接続されています。

本来のラッパは緑色の一回り小さいサイズのものです。こちらのラッパは本来のものではないと思われます。また、ラッパにはデカールは無い状態です。

ラッパがビッグサイズで、上から差し込むだけのシンプルな形状となっています。ラッパの重さでホーンを左右に首振りした場合、差込口から少しずつ抜けてきます。

一度しっかり差し込みされましたら、再生中は動かさない方がいいと思います。ラッパを動かさなければ勝手に外れることはありません。

キャビネットの材質はオークです。

この頃、HMVはフロア型モデルの蓄音機を沢山世に出しており、またサウンドボックスもジュラルミンの5シリーズが全盛期でした。

にも関わらずラッパ型をリリースしたのは、HMV史上面白い出来事でした。

やはり、蓄音機はラッパ型、という当時のオールドファンの要望があったのでしょうか。

状態について

　(1) 外観汚れや、経年の埃付着、金属部の錆変色、塗装剥げ小傷等あります。

　(2) 取り外しできる底板が欠品です。そのまま稼働させるとグリスが下にたれてきますので、手製の板を下に敷いています。今回はその板も付けております。

　(3) ゼンマイは全て2018年に4丁とも新品に交換しており、その際に駆動部分は全面レストアしました。完動品の状態です。

　(4) 速度調整用メーターは、錆び汚れが酷くメーターの針が見えない状態です。こちらはそのままにしてありますので、きちんと可動状態にするには修理、交換が必要です。

　(5) 速度調整ツマミはオリジナルではありません。ガバナー部分のレストアに伴い、速度調整はきちんと行えます。回転数を計る道具をご使用頂き、調整してください。現段階では78回転ピッタリに合わせています。

　(6) サウンドボックスはHMVのNo.4が付いており、こちらもレストアしていますので、綺麗な音で再生が可能です。

サイズは、本体縦横高さ約41X46X25cm、ラッパ直径約60cm長さ約70cmです。

発送は、サイズが大分大きいので、本体とホーンに分け、2個で発送させていただきます。
本体部分は梱包サイズが160サイズ、ラッパは梱包サイズが200サイズ程になると思われます。

発送は佐川急便にて行います。

到着時に配送が原因による破損を除き、ノークレームノーリターンにておねがいいたします。

今後のトラブルを防ぐため不明な点については必ず質問して下さいますよう、よろしくお願いいたします。