やや汚れありにしていますが、余り気にならない軽い打痕が数か所と、駒の下の塗装割れの先と、低弦高を実現するための駒を僅かに削った跡があるくらいで、写真のようにとても綺麗な状態です。サインで判りにくいですが1981年のブッフシュタイナーです。当時の専門雑誌の製品紹介で裏板と横板はハカランダとあります。本ハカランダで現在の作家がよく使うニューハカランダではないと思います。駒の下の塗料割れの線は、ここには手を入れて確認しましたが、裏打ちの力木が貼ってあり、板の貼り合わせ部に亀裂が入る様な事はないでしょう。
ネックはほぼ真っ直ぐに見えます。
弦長650mm、弦高6弦12フレット3.6mm、同1弦12フレット2.5mmと弾きやすく、私のタッチではビリツキありません。表面板は美しいスプルースです。
ハウザー三世を指導したブッフシュタイナーであり、透明感の中に甘さもある美しい音色だと思います。
糸巻きはオリジナルのままです。

ただ、良くわからないことがあります。B10タイプと同じだと思うのですが、ラベルの左上にはB12と書いてあります。ネット検索してもB12というのが出てこないので、よくわかりません。(写真4)

また、私も中古で買ったので、新品定価もわかりません。

1の写真のハードケースに注意深く梱包し、プチプチで巻いて発送します。ハードケースは使えますが運送用と考えて下さい。